カダフィ派武器で人質事件 米長官、マリ北部に懸念

 【共同】クリントン国務長官は23日、アルジェリア人質事件の犯行グループやマリ北部を昨年掌握した国際テロ組織アルカイダ系組織が、カダフィ政権崩壊後のリビアから持ち出された武器を所持していたことは「疑いない」と明言した。マリ北部の「非常に深刻な脅威」にも言及した。 米国人4人が死亡したリビア東部ベンガジの米領事館襲撃事件に関する上下両院の各外交委員会で証言。地域一帯の不安定化に強い危機感を示した。 長官は、カダフィ政権側で戦った遊牧民トゥアレグ人が莫大な量の武器を運んだと指摘。マリ北部をテロリストの「安息の地」にしてはならないと強調した。

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