北朝鮮核で協調アピール 習主席、米大統領と会談へ

 中国の習近平国家主席は31日、ワシントンで、昨年9月以来となるオバマ大統領との首脳会談に臨む。北朝鮮の核問題で対米協調路線を示すことで、習氏が訴える「新たな形の大国関係」構築を推進させたい考えだ。ただ南シナ海問題では一切譲歩しない構えを崩しておらず、議論が平行線に終わる可能性がある。

 両首脳は今年2月、北朝鮮の核問題をめぐり電話会談し「国際社会の強力かつ結束した対応」が重要との認識で一致。今回の会談で、中国は北朝鮮に対する国連安全保障理事会の制裁決議順守を強調する。

 中国は最近、朝鮮半島の非核化と、朝鮮戦争休戦協定に代わる平和協定締結に向けた協議を並行して進めるべきだと繰り返し主張。会談でも緊張緩和に向けて「米朝二国間の対話」が必要だと訴え、米側に柔軟な対応を求めるとみられる。(共同)

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