「吸いたい」脳を解明 前頭前野の2部位連携

 【共同】たばこを吸いたいという欲求は、脳の前頭前野にある二つの部位が連携して生まれることを理化学研究所分子イメージング科学研究センター(神戸市)などのグループが解明し、28日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。薬物依存の治療法の開発につながると期待される。

 近年の研究で「たばこを吸いたい」という喫煙欲求は、「たばこを吸っていいか」など周辺環境や状況に依存することが分かっているが、脳内の血流を観察することなどで部位を特定した。

 林拓也副チームリーダーらは喫煙者の男女10人で実験。実験後にたばこが吸える場合と、吸えない場合の二つの状況を設定、喫煙シーンの動画を見せて、それぞれの欲求の強さを調べ、機能的磁気共鳴画像装置(fMRI)で脳の活動を観察した。

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