米企業が廃炉技術を初供与 日本原電、敦賀1号に活用

 日本原子力発電(東京)は20日、米国の原発関連企業「エナジーソリューションズ」から廃炉技術の供与を受けることで合意したと発表した。敦賀原発1号機(福井県)の廃炉作業に生かす。電力会社は運転40年超の老朽原発の廃炉を相次いで決めており、将来は共同で廃炉作業を請け負うことも検討する。

 国内の電力会社が、廃炉の技術供与を巡り海外企業と契約を結ぶのは初めて。

 東京電力福島第1原発事故を受け、国内では昨年以降、5原発6基の廃炉が決まった。ただ、国内の電力会社は廃炉作業の経験が乏しいため、外国企業から専門的な技術を導入する。(共同)

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