東京証券取引所は10日、無料通信アプリを手掛けるLINE(ライン)の上場を承認した。上場日は7月15日。上場先は東証1部になるとみられる。ニューヨーク証券取引所へ同時に上場する予定。想定発行価格の1株2800円で試算すると、時価総額は5879億円になる。今年の新規上場としては最大となる見込みだ。
日本では爆発的に普及したが、世界ではフェイスブックや中国の騰訊(テンセント)などのサービスが利用者数で大きく先行している。公募増資により約1000億円を調達し、海外展開の強化や新サービスの開発などに充てる計画だ。
LINEは韓国のIT企業「ネイバー」の100%子会社。ネイバーの上場後の保有割合は約8割になる。売り出し価格は7月11日に決める。(共同)
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