戦場に息子を送るな 無念の母親、反戦活動へ

 米海兵隊員としてイラク戦争に派遣された後、他人との交流を避けるようになった日本人男性がいる。閉ざされた心に影を落としているのは、戦場でのつらい経験だ。「戦場に送ってしまった無念を一生忘れない」。後悔の念に駆られる母親は反戦活動を続けている。

 1980年代前半にニューヨークに移住した長島志津子さん(66)一家の生活は、2001年の米中枢同時テロで一変した。米国で育った次男で大学生だった健児さん(当時22歳、仮名)は米国を守ろうと海兵隊に入隊。他国籍でも永住権があれば入隊できた。

 03年3月、米英が主体となりイラク攻撃を開始すると、健児さんの部隊は先遣隊としてバグダッドに入った。翌年の2度目のイラク入り後、健児さんは「母さん、辞めたくてたまらない」と苦渋の表情で打ち明けた。(共同)

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