シャープ、営業黒字回復 パナソニック、通期の赤字縮小も
- 2013年2月1日
- 日本発ニュース
【共同】経営再建中のシャープが1日発表した2012年10〜12月期連結決算は、本業のもうけを示す営業利益が26億円となり、黒字を回復した。四半期ごとの営業損益が黒字になるのは11年7〜9月期以来、1年3カ月ぶり。13年3月期(通期)の純損失予想は、過去最大の4500億円のまま据え置いた。
パナソニックも1日、通期で7650億円の純損失予想を維持したが、最近の円安で上振れがありうるとし、赤字幅が縮小する可能性を示した。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」の下で円安が加速していることが追い風となってシャープ、パナソニックとも赤字拡大の流れが止まり、反転が視野に入った。両社は3月に中期経営計画を取りまとめる予定で、抜本的な再建策を打ち出すことが次の課題となる。
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