中国自動車部品大手の万向集団が所有するカルマ・オートモーティブ(Karma Automotive、カリフォルニア州)は、高級電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズに対抗するソーラー充電式プラグイン・ハイブリッド車(PHV)をウェブサイトで公表した。
ブルームバーグ通信によると、「フィスカー・カルマ」を製造していたフィスカー・オートモーティブ(Fisker Automotive)が万向に買収され、その後万向が社名変更してできたカルマは、2017年の第1四半期までにフィスカー・カルマの後継車となるスポーツセダン「レヴェーロ(Revero)」(11万5000ドル)を発売する。
レヴェーロはバッテリー充電が可能なソーラーパネルが屋根部分に埋め込まれており、カルマのジム・テイラー最高売上責任者によると、補助のガソリン・エンジンが作動するまでに電気だけで約50マイル走れる。カルマはレヴェーロをテスラ「モデルS」などの対抗モデルとして、高級スポーツカーを求める消費者に売り込む計画だ。
ルーフに設置されたソーラーパネルは、これまでもフィスカー・カルマで照明や各種アクセサリー用バッテリー(12ボルト)の充電用に使われたほか、トヨタ自動車のハイブリッド車(HV)「プリウス」でも換気システムの充電用に採用された。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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