ハーブサプリの品質管理強化〜NBTY、NY州と合意

 「ソルガー(Solgar)」や「ネイチャーズ・バウンティ(Nature’s Bounty)」といった人気ブランドで高麗人参やイチョウ葉エキスなど約2万2000種類のハーブ・サプリメント商品を販売する栄養補助食品大手NBTY(ニューヨーク州)はこのほど、商品の品質管理を強化することでニューヨーク州司法長官と合意した。
 
 USAトゥデイによると、NBTYは2年以内にDNAバーコード技術を導入してサプリメントにハーブが本当に入っているか確かめられるようにするほか、ピーナツ、牛乳、大豆、卵、小麦などアレルギー物質の含有検査を毎年実施する。また、主要な原料供給元への現地調査の回数を2倍に増やし、ハーブが本物だと確認するための遺伝子研究に25万ドル以上を投資することなども約束した。
 
 エリック・シュナイダーマン長官率いる州当局が昨年実施した調査では、GNC、ターゲット、ウォルグリーン、ウォルマートで売られていたハーブ・サプリメントの多くで、ラベルに表示されたハーブが含まれず、米粉など安い材料が代用されていることが確認された。
 
 ウォルグリーンとターゲットで見つかった商品にはNBTYの製品も含まれ、NY州との合意で品質管理強化策を発表したのはGNC、ネイチャーズ・ウェイに続いてNBTYが3社目。NBTYが連邦食品医薬品局(FDA)の規則や業界基準に反したという証拠はない。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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