百貨店のメイシーズ(Macy’s)は14日、2017年の年末商戦向けに約8万人を雇用すると発表した。オンライン通販部門を支えるスタッフは前年より20%増やすものの、全体の雇用数は約3000人減らす。
ロイター通信によると、同社は梱包や発送などオンライン注文への対応で約1万8000人雇用する。しかし全体では、16年の8万3000人から8万人に減らす。
同業のターゲット・コーポレーションは13日、前年比43%増の約10万人を年末に向けて臨時雇用すると発表した。ターゲットが年末の雇用を増やすのは5年ぶり。
11月下旬の感謝祭後から本格化し、1月初旬まで続く年末商戦は、業界の年間売上高のほぼ3分の1を占める書き入れ時。年末の雇用計画は通常、各小売業者の販売予想を反映した内容になる。
人材派遣会社のラディアル(Radial)の予測では、ニーマン・マーカス、ラルフ・ローレン、トイザラスなどの同業は年末の雇用を35%増やす見込み。
消費者が衣料や季節の買い物への出費を減らし、アマゾンなどのオンライン小売業者との販売競争が激化する中、メイシーズは他の百貨店と同様に売り上げの低迷が続いている。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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