今国会にもNSC法案 危機管理態勢を強化
- 2013年2月15日
- 日本発ニュース
【共同】政府は15日、外交・安全保障政策の司令塔となる日本版「国家安全保障会議」(NSC)創設を目指し、関連法案を早ければ今国会中に提出する方針を固めた。安倍晋三首相を含む新たな有識者会議の初会合を官邸で開催し、会議後の記者会見で礒崎陽輔首相補佐官が明らかにした。アルジェリア人質事件や北朝鮮の核・ミサイル問題など危機管理事案の続発を踏まえ、十分な情報収集と迅速な対応が必要と判断、早期の態勢強化を図る。
安倍首相は会議でNSCの早期創設に意欲を示し「首相を中心として、外交・安全保障に関する戦略的な観点から日常的、機動的に議論する場を創設し、政治の強力なリーダーシップで迅速に対応できる環境を整えたい」と指摘。さらに「情報が個々に上がってくる。なるべく統合した方がいい」と述べ、各省庁が独自に集めた情報を統合、分析する機能の充実が不可欠との認識を示した。
会議は首相が議長を務め、外交ブレーン役の谷内正太郎内閣官房参与や中西輝政京大名誉教授らで構成。月に1、2回の頻度で開催していく予定だ。この日は「政策決定と情報収集の機能を分離しないと、都合のいい分析になる」「中長期よりも5年以内に想定される事態にどう対応するかを議論すべきだ」などの意見が出た。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ