シリコンバレーで人材獲得へ〜日産、新R&D拠点開設
- 2013年2月21日
- 自動車関連
日産自動車は、カリフォルニア州サニーベール市に自動車関連のIT研究拠点を開設した。
オートモーティブ・ニューズによると、「日産総合研究所シリコンバレーオフィス」は、研究開発(R&D)職で60人を新規に募集。IT企業や大学が集まるシリコンバレーの拠点を通じて人材を獲得し、次世代の自動走行技術やインターネット応用技術の開発を強化するのが狙いだ。
しかし、日産は自動車業界で経験を積んだエンジニアの採用は想定していない。日本からは、若干名の厚木R&Dセンター・スタッフが現地に派遣される。
日産アメリカズのカーラ・バイロ上級副社長(R&D担当)は、「異なる業界出身の多様なグループを視野に入れている。革新的で新鮮なアイデアを求めている」と語った。
日産は新拠点のR&D責任者として、元航空宇宙局(NASA)の科学者で、人工知能(AI)の専門家であるマーティン・シールイス氏を迎え入れた。氏はこれまで、オランダの大学で教授を務めたほか、ゼロックスやIBM、通信企業のNYNEXで勤務した経験がある。
新センターは、カリフォルニア大バークレイ校やマサチューセッツ工科大(MIT)など多彩な大学と連携する計画だ。
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