化学兵器使用と双方批判 シリア政権と反体制派
- 2013年3月19日
- 世界のニュース
【共同】国営シリア・アラブ通信は19日、シリア反体制武装勢力が同国北部の中心都市アレッポ郊外で同日「化学物質を搭載したロケット弾を使った」と報じた。ロイター通信によると、反体制武装勢力の「自由シリア軍」高官は「政権側が化学剤を搭載したミサイルで攻撃した」と批判、別の武装組織の報道官も反体制派側が使用したことを否定した。
国営通信は、攻撃で25人が死亡、86人が負傷したとしている。双方とも、相手方が化学兵器を使ったことを示す具体的な根拠などに言及しておらず、実際に化学兵器が使用されたのか、どちらが攻撃したのかは不明。
AP通信によると、米政府当局者は化学兵器が使用された可能性について、証拠を得ていないとして否定的な見方を示した。
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