家庭のネット接続機器、全米で5億台以上
- 2013年3月26日
- 米国ビジネス
タブレット型多機能端末やスマートフォンの普及を受け、国内家庭にあるインターネット接続可能な機器が合計で5億台を超えたという調査結果を、NPDグループが発表した。
ロサンゼルス・タイムズによると、家庭のネット接続機器の数は、過去3カ月で1世帯当たり5.3台から5.7台に増加し、ネットと接続できるタブレットの数は約1800万台、スマートフォンの利用者は約900万人も増えた。ただし、米世帯で最も一般的なネット接続機器は依然としてパソコンで、この状況は当面変わらないという(NPDコネクテッド・インテリジェンスのジョン・バフォン氏)。
国内のインターネット利用世帯では、2013年1〜3月期のパソコン普及率は93%と前期からほとんど変わらない。これに対し、携帯電話利用者に占めるスマホ利用率は52%から57%に、ネット利用世帯におけるタブレット普及率は35%から53%に上昇しており、バフォン氏は「スマートフォンやタブレットがこれでまだ成長初期というのは信じ難いが、過去数カ月を見ただけで分かるように、市場はさらに成長する可能性が極めて大きい」と指摘する。
市場の拡大に伴い、小型タブレットの台頭が予想されている。今月中旬に発表されたインターナショナル・データの報告書は、より小型で安いタブレットの増加などを理由に、13年のタブレット世界出荷台数の予想を従来の1億7240万台から1億9090万台に上方修正している。
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