外相、5月パナマ初訪問 シェールガスで運河重視
- 2013年4月12日
- 日本発ニュース
【共同】岸田文雄外相は4〜5月にかけての大型連休中、中南米歴訪の一環としてパナマを訪問する意向を固めた。5月2日に同国のヌニェス外相と会談するほか、パナマ運河の視察も調整している。4月29日にメキシコを、同30日にペルーを訪問する日程も固まった。政府筋が11日明らかにした。日本の外相がパナマを訪れるのは初めてという。
米国産の新型天然ガス「シェールガス」の将来的な輸入を見据え、太平洋と大西洋をつなぐ海上交通の要衝、パナマ運河を抱える同国との関係を重視、戦略的な協力強化が必要と判断した。
同運河は、船舶の大型化に対応する拡張工事が進んでいる。工費を捻出するため通航料の値上げが続いており、岸田氏は輸送コストに大きく影響するとして通航料抑制を促す見通し。パナマ側はインフラ整備で協力を求めるとみられる。
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