新政権初の交渉スタート 温暖化対策で特別会合

 【共同】2020年以降の新たな地球温暖化対策の国際枠組みを話し合う気候変動枠組み条約の特別作業部会が29日、ドイツのボンで始まった。5月3日までの日程。11月にポーランドの首都ワルシャワで開く同条約第19回締約国会議(COP19)に向け、本格的な交渉がスタート。日本は政権交代後、初の国際交渉となる。

 安倍晋三首相は温室効果ガス排出量を「20年までに1990年比で25%削減する」との民主党政権時代の国際公約見直しを指示。日本は現在、削減義務の枠組みから離れた状態だ。COP19までに新たな目標をまとめるとしているが、交渉での影響力低下が懸念されている。

 締約国は2015年末までに、全ての国が参加する新たな枠組みの採択を目指している。特別作業部会では採択に向け、各国の利害調整を図るとともに、新たな枠組みが始動する20年までの各国の取り組みをどう強化するか協議する。

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