発酵食品の需要高まる〜シーラチャ味チップスも登場
- 2013年4月30日
- 米国ビジネス
米国で発酵食品の需要が高まっており、調味料、スナックの風味など加工食品会社が新製品で取り入れている。
ウォールストリート・ジャーナルによると、スナック大手レイズはシーラチャ(Sriracha=タイ原産のホット・ソース)風味のポテトチップス、ハインツはバルサミック酢風味のケチャップ、トレーダージョーズはスパイシー海藻ラーメンと、それぞれすでに新製品を販売している。ファストフード大手のサブウェイも現在、クリーミー・シーラチャ・ソースを試験導入している。
発酵食品は、キムチのように辛くて刺激のある強い風味を持つ物が多く、需要は、年を取って味覚が低下し、より強い味を求めているベビーブーマーと、新しくて珍しい味を求める若い「ミレニアル世代」で特に高い。
米国の食品は最近、全般的に酸味、渋み、苦みが強くなっている。食品・日用品大手向けに自然・人工の香料を製造するインターナショナル・フレイバーズ・アンド・フレグランシズ(IFF)のケビン・マクダーモット氏は、「昔はすべてがもっと甘かった」と話している。
サワードウ、ヨーグルト、チーズ、ザワークラウト、ケフィア、紅茶キノコ、ビール、ワインなどを含む発酵食品は、味が濃く風味が豊かな半面、カロリーは低い物が多く、微生物の働きで消化を助ける効果もある。
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