米GDP、1.7%成長 4〜6月期、予想上回る

 【共同】米商務省が31日発表した4〜6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は年率換算で前期比1.7%増となり、1.1%増に下方修正された1〜3月期から拡大した。設備投資や輸出がプラスに転じたことが成長率を押し上げ、1.0%程度の増加を見込んでいた市場予想を大きく上回った。

 一方、一部減税の失効や歳出削減による財政の引き締めが響き、GDPの約7割を占める個人消費は1.8%増と伸び悩んだ。企業の在庫投資もさえなかった。

 GDPの算出方法を変更し過去にさかのぼって改定した結果、昨年10〜12月期は0.1%増と、ほぼゼロ成長だった。拡大傾向にはあるものの、3四半期連続で2%未満の低成長が続いた。

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