加州レタス農家に活気〜東海岸の悪天候で卸値高騰
- 2013年8月7日
- 米国ビジネス
大雨や猛暑で東部のレタス収穫量が減ったため卸価格が高騰しており、カリフォルニア州のレタス農家が昨年の収入減を取り返す好機に恵まれている。
ロサンゼルス・タイムズによると、ブロッコリー、カリフラワー、ほうれん草なども値上がりしているが、最も上昇しているのはアイスバーグ・レタス。農務省のデータでは、24個入りカートンが約22ドルと1年前の2倍になっている。
加州サリナスのレタス農園ダリゴ・ブラザーズは「アイスバーグだけでなく、グリーンリーフ、ロメイン、バターレタスなど、葉物はすべて値が上がっている。通常ならこの時期、東海岸の業者は地元産を購入するが、悪天候でそれができない」(ガブリエラ・ダリゴ氏)と話す。
カリフォルニア産レタスは米市場の4分の3を占め、関連売り上げは年間約11億ドルに上るが、予想外の需要で農家は対応に追われており、同業から購入して得意客の注文を満たす農家もある。
アイスバーグ・レタスの全米平均小売価格は、7月最終週の1個1.04ドルから今月第1週は1.50ドルに上昇した。今年の最高値は2月8日の2.05ドル。卸価格は変動がさらに激しく、ロメイン・レタスの平均価格は、12年3月10日は1カートン5.93ドルだったが、1年後に34.13ドル、今月3日は12.58ドルとなっている。12年はカリフォルニアが天候に恵まれ、レタスは豊作となって価格が低下した。
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