化学兵器の査察開始 国際機関、シリア入り 来年半ばの全廃目標

 【共同】オランダ・ハーグの化学兵器禁止機関(OPCW)の査察団が1日、シリア入りし、国連安全保障理事会決議に基づくシリアの化学兵器廃棄に向けた国際査察活動が始まった。来年半ばの全廃を目指す。

 シリア問題をめぐり大きく分裂してきた国際社会は化学兵器廃棄で初めて結束し、悪化の一途をたどってきたシリア内戦の転機となる可能性が出てきた。政治解決の機運が高まる中、査察活動が順調に進むかどうかが当面の試金石となる。

 シリアは既に、保有する化学兵器に関する申告を完了。アサド大統領は「全廃はわれわれが望んでいることだ」と廃棄に従う考えを表明している。ただ内戦中の国での化学兵器廃棄は前例がなく、査察官の安全確保など課題は山積している。

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