MSトップの選定が大詰め〜フォードのムラリー氏は残留表明
- 2014年1月8日
- 米国ビジネス
マイクロソフト(MS)の次期最高経営責任者(CEO)選びが最終局面に入っていることが分かった。一方、有力候補と目されていたフォードCEOのアラン・ムラリー氏は7日、MSに移籍する考えがないことを明らかにした。
ロイター通信が消息筋の話として報じたところによると、MSはスティーブ・バルマーCEOの後継候補者として、事業開発担当者のトニー・ベイツ氏やクラウド・エンタープライズ部門責任者のサトヤ・ナデラ氏、社外ではノキアの前CEOであるスティーブン・エロップ氏など「数人」に絞り込んだ。
一方、ムラリー氏はAP通信に対し、少なくとも2014年は現職にとどまる意向を表明した。消息筋によると、ムラリー氏は既にMSの後継者選びから外れたという。
ムラリー氏に対してはこれまで、複数の有力投資家がMS次期CEOへの就任を水面下で働き掛けていた。一方でMS役員の間では、「企業文化とリーダーシップのスタイル」(消息筋)の面で氏の適性を疑う声も上がったという。
消息筋によると、ムラリーCEOの動向にメディアの興味が集中して新型「マスタング」など主力製品の発表があまり注目されず、フォード役員らが不満を募らせていた。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ