通勤フェリーも運航へ〜グーグル、SF市と本社間

 オンライン検索大手グーグルはこのほど、サンフランシスコに住む社員の通勤手段として、30日間にわたるフェリーボートの試験運航を始めた。サンフランシスコ湾を挟んで市街とグーグル本社(郊外のマウンテンビュー市)間を結ぶ。

 ワシントン・ポストによると、フェリーは149人乗りで、海運会社マルチナショナル・ロジスティクス(メイン州)が運営する。サンフランシスコの港湾当局者は「湾には水上交通の運航余地が大量にある」と話している。

 グーグルでは最近、サンフランシスコ在住の社員に通勤の足として提供しているシャトルバスが、バス停の混雑を引き起こすなど議論を呼んでいる。広報担当者は「サンフランシスコの住民に不便をかけるつもりは毛頭ない。社員の出勤に使わせる新しい方法を模索しているだけ」と説明している。

 グーグルと海との関係は今回のフェリーが初めてではなく、同社が技術展示などに使うと説明する巨大なはしけをサンフランシスコ湾などに浮かべて話題を提供したことがあるほか、「ストリート・ビュー」サービスは海も対象にしている。

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