フランス、EU派兵の遅れ懸念 中央アフリカ内乱

 【共同】フランスのファビウス外相とルドリアン国防相は14日、声明を発表、内乱状態が続く中央アフリカへの欧州連合(EU)による軍部隊派遣の準備が遅れていることに懸念を表明し、他の加盟国に協力を強く促した。

 EUは1月、中央アフリカの治安回復のため既に兵士を派遣しているフランスの求めに応じ、有志国で構成する軍部隊の派遣を決定。しかしフランスメディアによると、前向きだった東欧諸国などがウクライナ情勢の深刻化を受け、協力に消極的になっているという。

 ファビウス氏らは声明で「さらなる努力がなければ、予定通り来週に作戦を開始することは不可能だ」と指摘し、EUは国際的な安全保障に関し責任を果たす義務があると訴えた。

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