ファーストエナジー、アイトロンから調達 〜 メーター接続網はオープンウェイ

 ファーストエナジー(FirstEnergy)は、200万個以上のスマート・メーターをアイトロン(Itron)に発注した。

 グリーンテック・メディアによると、その契約に基づくスマート・メーターは、ファーストエナジー傘下のペンシルベニア州内4つの公益会社に設置される。また、アイトロンは、スマート・グリッド・プラットフォームの「オープンウェイ(OpenWay)」も納入する。

 アイトロンのスマート・メーターを導入するのは、メトロポリタン・エディソン(Metropolitan Edison)、ペンシルベニア・エレクトリック(Pennsylvania Electric)、ペンシルベニア・パワー(Pennsylvania Power)、ウェスト・ペン・パワー(West Penn Power)の4社。

 同プラットフォームは、アイトロンとシスコ・システムズが開発したもので、IPv6ネットワーク・アーキテクチャーに基づいている。

 今回のスマート・メーター契約は、2009年アメリカ復興・再投資法を通じたスマート・グリッドの開発プロジェクトが一段落して以来、最大級のものとなる。

 ファーストエナジーは、大手公益会社にスマート・メーターの導入を義務付けたペンシルベニア州法第129号に準拠するために、同事業を進めている。同州内のほかの大手公益会社は、すでにほとんどがスマート・メーターを導入済みだ。

 スマート・メーターの導入によって4社は州法129号の要件を満たせるが、それ以外にもオープンウェイを使って配電自動化機能を実現できる。

 「ファーストエナジーにとっては、州法の要件をすべて満たすだけでなく、事業進化にともなって複数サービスに応用できるという点が非常に大きなカギとなった」と、アイトロンのマーケティングおよび広報担当副社長シェアリン・ムーア氏は話した。

 GTMリサーチによると、高度メーター・データの主な用途には、停電管理や電圧最適化がある。アイトロンの中核事業はスマート・メーターだが、近年になってそれ以外の事業へも積極的に投資している。

 今回のファーストエナジーからの受注はその成果の一つと言える。北米においてシスコのIPv6ネットワークが最初から導入された大型メーター導入プロジェクトは今回が初めて。

 アイトロンとシスコの技術を採用しているほかの公益会社には、デューク・エネルギー、ロサンゼルス市水道・電力局、香港のチャイナ・ライト&パワー、ナショナル・グリッドがある。

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