外務次官協議中止を表明 インド、パキスタンに反発
- 2014年8月18日
- 世界のニュース
【共同】インド外務省は18日、パキスタンで25日に予定されていた両国の外務次官協議を中止すると一方的に発表した。双方が領有権を争うカシミール地方の分離独立派の政治指導者と、パキスタン高官との会談に対する反発が理由としている。
モディ首相は周辺国との外交を重視。カシミール問題などで過去に戦火を交えたパキスタンとの関係改善の機運も高まっていたが、対立の根深さが浮き彫りとなった。
インドのメディアによると、パキスタンの駐インド大使は18日、外務次官協議を前に意見を聴くため、カシミール地方の独立を求めるイスラム組織の指導者と会談。インド外務省は声明で「誠実さに疑問を投げ掛けた。有益な目的がない」と批判、協議中止を決めた。
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