アップル健康管理ソフトに欠陥〜「iOS8」デビューに間に合わず
- 2014年9月18日
- 米国ビジネス
アップルは17日、携帯端末用の新しい基本ソフト(OS)「iOS8」と合わせて発表する予定だった健康管理アプリケーション「ヘルスキット(HealthKit)」にバグ(欠陥)が見つかったため、リリースが遅れることを明らかにした。
ロイター通信によると、アップルはこのほか、ヘルスキットに対応する「マイフィットネスパル(MyFitnessPal)」や「キャロット・フィット(Carrot Fit)」など複数のアプリをアプリ販売サイトから削除した。
ヘルスキットのリリース遅れは、19日のiOS8の発表に冷や水を浴びせた格好だ。
ヘルスキットは、「iPhone(アイフォン)」や「iPad(アイパッド)」に搭載されたさまざまな健康管理アプリから血圧や体重などのデータを収集し、医師による患者の診察を助ける。
アップルの広報担当者は、「ソフトウェアの更新でバグを迅速に修正し、ヘルスキット関連のアプリを月末までに利用できるよう作業している」と説明した。
ヘルスキットをめぐっては、医師と患者によるデータ共有が進むとうたわれている一方、プライバシー侵害を懸念する見方がある。このほか、1つの場所にすべてのデータが保管されることで、ハッキングされやすくなると心配する向きもある。
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