ホンダ、航空機エンジン量産開始〜米子会社で
- 2014年11月21日
- 自動車関連
ホンダは、開発中の小型ジェット機「ホンダジェット」に搭載する小型エンジンの量産を開始した。来年1〜3月期には連邦航空局(FAA)の認証を受け、ジェット機本体の納入を始める予定。生産はノースカロライナ州バーリントンの同社子会社ホンダエアロ。工場の生産能力は年500基(ジェット機250機分)、その半分を航空機整備大手シエラ・インダストリーズなどの他メーカーに販売し、収益拡大を目指す。航空産業界では、機体とエンジンの両方を製造する世界唯一のメーカーとなる。
同エンジンは ゼネラル・エレクトリック(GE)との共同開発。ホンダが持つ二輪車、四輪者製造の軽量化技術を生かして設計され、同クラスの競合品比で燃費性能が1割優れる。搭載されるホンダジェットは最大7人乗りで1機450万ドル(約5億円)。時事通信によると、2013年のビジネスジェットの世界出荷数は2008年の金融危機前の半分で678機と低い数値だが、今後は回復していくと期待されている。
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