那覇軍港の受け入れ表明 浦添市長が公約転換
- 2015年4月20日
- 日本発ニュース
【共同】沖縄県浦添市の松本哲治市長は20日、市役所で記者会見し、那覇市にある米軍那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添市への移設受け入れを表明した。那覇軍港は日米両政府が2013年4月に合意した返還計画に盛り込まれた施設・区域の一つで、浦添移設が条件となっている。
松本氏は13年2月、市長選の公約に「浦添移設反対」を掲げ初当選した。この日の会見では、自ら政治姿勢の転換を認めており、有権者から「公約違反だ」と批判が強まりそうだ。
松本氏は軍港受け入れを容認しなければ、移設先に隣接する市沿岸部の港湾施設整備計画が遅れ、地域振興の観点から大きな損失につながると強調。同時に「残る任期で公約転換の理由を市民にしっかり説明したい」と述べ、辞職は否定した。
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