大半の書店が販売取りやめ 「配慮」要請の明石市
- 2015年6月25日
- 日本発ニュース
【共同】神戸市の連続児童殺傷事件の加害男性が出版した手記「絶歌」をめぐり、被害者遺族に配慮するよう市民と書店に求めた兵庫県明石市の書店の大半が販売を取りやめていることが25日、書店への取材で分かった。
25日現在、取材に応じた10店中9店で手記を取り扱っておらず、うちチェーン店1店は市の要請を受けて販売を中止した。このチェーン店によると、これまでは通常に販売していたが「地元ということもあり、市から要請があるなら従う」として店頭から引き揚げた。
別のチェーン店の支店2店と個人経営の6店は、要請以前から販売を自粛したり追加注文を取りやめたりしているという。個人経営店の70代の男性店長は販売自粛の理由について「表現の自由より道徳を優先させた」と説明した。
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