NY原油40ドル割れ寸前 中国需要の減少観測
- 2015年8月21日
- アメリカ発ニュース
【共同】21日のニューヨーク市場で原油先物相場は引き続き安値圏で推移した。原油の供給過剰感が依然強いためで、指標の米国産標準油種(WTI)10月渡しは同日の時間外取引で一時1バレル=40.65ドルをつけた。市場では「40ドル割れは時間の問題」との見方が多い。
21日に発表された中国の景況感を示す8月の製造業購買担当者指数(PMI)の速報値が低水準に落ち込んだことも、相場の圧迫要因となった。中国の景気減速で原油の需要が減るとの観測が広がり、供給過剰感に拍車がかかった。
20日は、この日まで指標だったWTI9月渡しが前日比0.34ドル高の41.14ドルで取引を終えた。ドルが主要通貨に対して下落し、ドル建ての原油先物に割安感が出た。
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