ツイッター、大統領選向け献金サービスを開始 〜 スクエアが送金処理を提供
- 2015年9月17日
- ハイテク情報
ツイッター(Twitter)は決済処理サービス提供のスクエア(Square)と提携し、ツイッター利用者がツイッター経由で大統領選候補者に選挙運動資金を寄付(献金)できるサービスを開始した。個人が献金しやすくすることで、候補者陣営による小口献金集めを支援するのが目的だ。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、候補者陣営が同サービスの利用を申し込むと、スクエアが「キャッシュタグ(cashtag)」リンクを作成する。候補者陣営によるサービス利用は無料で、スクエアは1回の献金あたり1.9パーセントの手数料を徴収する。
ツイッター利用者は、ツイッターのウェブ・ページで自分の名前とデビット・カード番号を入力するだけで献金できる。入力したデータは保存されるため、繰り返し献金するときに改めて入力する必要がない。
ツイッター利用者の約80%はモバイル端末でツイッターを使っている。新サービスによって、特にモバイル端末の小型画面でも簡単に献金できるようになり、献金する有権者が増えると期待される。
共和党候補者で元医師のベン・カーソン氏とランド・ポール上院議員(共和党)、そして民主党候補者のバーニー・サンダース上院議員は200ドル未満の小口献金集めを重視しており、ツイッターの新サービスを利用する意向を早々に明らかにしている。
ツイッターの選挙資金寄付受け付けプラットフォームは、政治献金の受け皿組織として知られる政治活動特別委員会(スーパーPAC)や、そのほかの政治機関による献金集めにも拡張できる可能性がある。
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