米成人の2/3がSNS利用〜10年で激増、年長者は5年で3倍
- 2015年10月29日
- アメリカ発ニュース
米国ではこの10年で成人のソーシャル・ネットワーキング・サイト(SNS)利用率が大きく伸び、ほぼ3分の2に達していることがピュー・リサーチ・センターの調査で分かった。
ロイター通信によると、2005年3月から15年7月まで、国内約4万7000人の成人インターネット・ユーザーと約6万2000人の一般成人を対象に行われた27種の調査結果をピューが分析した結果、米成人のSNS利用率は、05年にはわずか7%だったのが10年には46%に増え、現在は65%に達していることが分かった。
SNSは00年代初頭から人気が高まり、フレンドスター(Friendster)やマイスペース(Myspace)が中心の時代を経てフェイスブックやツイッターがもてはやされるようになった。当初は知人同士が互いの様子を知らせ合ったり他人と知り合う場だったが、最近は法執行機関や国の指導者らが情報収集に利用するまでに進化している。
全体の利用者数は横ばいになってきたが、高齢者などすぐには流行に飛びつかない人々の間では伸び続けており、65歳以上の利用率は10年の11%から15年には35%と3倍以上に伸びた。最も利用率が高いのは18〜29歳で、78%から90%に、30〜49歳も53%から77%に上昇した。
男女別では、10年は女性が50%、男性は42%だったが、15年は女性が68%、男性は62%と差が縮まった。所得が多く学歴が高いほど利用率が高く、田舎に行くほど低い。人種や民族間の差は小さく、白人とヒスパニックは65%、黒人は56%だった。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ