日米両政府は18日、東京都内で開催した航空協議で、羽田空港を昼間に発着して米国と行き来できる路線を設けることで合意した。羽田からの米国路線は現在、深夜早朝の西海岸やハワイ便に限られているが、昼間に出発するニューヨーク便など米東海岸行きの直行便が今秋にも実現する見通しで、羽田の国際化は一層進む。羽田は国内路線網が充実しているため、地方空港からの乗り継ぎが便利になる。
羽田を発着する米国路線を、現在の1日8往復から12往復に増やし、このうち10往復はこれまでゼロだった昼間の時間帯(原則として午前6時~午後11時)とする。政府は2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、米国便も含む羽田、成田の国際線をさらに充実させる考えだ。
石井啓一国土交通相は記者会見で「国内線への乗り継ぎを含め、日米両国間のビジネス、観光需要に的確に対応できるようになる」と述べた。(共同)
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