話題の建築家・隈研吾、2月6日ポートランドで講演、日本庭園オープン記念で特別回顧展29日まで

 日本の建築家、隈研吾(くま・けんご)が、2月6日(土)、オレゴン州ポートランドで講演する。2020年東京五輪・パラリンピックのメーン会場になる新国立競技場の、見直し新計画でデザイン案が採用された、話題の人だ。

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 講演は、「Tsunagu: Kengo Kuma’s Architecture of Relationships」と題して、ポートランド美術館(Portland Art Museum)で行なわれる。隈の研究家として知られるBotond Bognar教授(イリノイ大学アーバナシャンペーン校)と対話し、会場からの質問にも答える。ポートランドの著名なライター、Randy Graggがモデレーターを務める。

 ポートランドにある日本庭園「Portland Japanese Garden」は、隈がデザインした。改装・拡張のため閉園していたが、終了し、3月1日にグランドオープンする。それを記念して、2月6日からポートランドの建築センター(Center for Architecture、これも隈がデザインした)で、特別回顧展「Tsunagu: Connecting to the Art of Kengo Kuma」が始まる。

 隈を特集する大型企画は、アメリカでは初めてだという。これに合わせて渡米し、講演することになった。
 講演および展示を通して、日本の美意識や環境、建築の未来を、隈がどう考え表現しているのか、探る内容。すだれや畳、建材などに触れたり、においをかいだりもできる、インタラクティブな展示になるという。

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●講演
2月6日(土)2〜4pm
Portland Art Museum (1219 SW Park Avenue, Portland, OR) *Fields Ballroomにて
http://portlandartmuseum.org/

●回顧展
2月6日(土)〜29日(月)
Center for Architecture (403 NW 11th Avenue, Portland, OR)
入場無料
http://www.cfapdx.org

●ポートランド日本庭園
japanesegarden.com

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