スウェーデンの家具量販チェーン最大手イケア(IKEA)は5日、家具を仮想体験できる実験用アプリケーションを発表した。
同社は、台湾HTCが発売する仮想現実機器ヴァイヴ(Vive)向けのスティームVR(SteamVR)に同アプリケーションを提供することで、消費者が台所を見て回ったりキャビネットの色を変えてみたりといったことをゲーム感覚で仮想体験できるようにする。
テッククランチ誌によると、同アプリケーションが可能にする内容自体は革新的ではないが、小売大手が仮想体験技術を応用し、新たな機能を消費者に提供することは歓迎すべき動きと言える。
仮想現実技術は小売業界にとって大きな存在になると言われている。
「仮想現実は現在、非常に速く進化しており、5〜10年以内には人々の暮らしの一部を統合しているだろう」「われわれは、仮想現実が顧客の将来にとって大きな役割を担うと考えている」とイケアのジェスパー・ブローディン上席部長は話している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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