「反トランプ」鮮明に オバマ氏、異例の候補批判

 オバマ大統領が、大統領選の共和党指名争いで先頭を走る実業家トランプ氏(69)への批判を強めている。選挙戦には中立のはずの現職大統領が特定候補に反対の立場を打ち出すのは異例だが、過激な言動で波紋を広げるトランプ氏の独走を許した野党共和党の無策ぶりを浮き彫りにする狙いがありそうだ。

 「米国にダメージを与えているか? 答えはイエスだ」。5日、ホワイトハウスでの記者会見。オバマ氏は、日本と韓国の核保有容認やイスラム教徒の入国禁止といったトランプ氏の「狂気じみた」主張が国益を損なっていると明言した。

 ここ数カ月、オバマ氏は反トランプ氏のボルテージを上げている。「世界情勢を分かっていない」と外交知識の欠如を指摘したかと思えば、大統領職は「トーク番組の司会と違う」と適性に疑問を投げ掛け、「そんな人に執務室に入ってほしくない」とまで語った。(共同)

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