トランプ氏に韓国反発 負担増要求「明白な脅迫」

 大統領選で共和党候補の指名獲得を確実にした実業家トランプ氏が日本や韓国に対し、核武装を容認する姿勢を示したり、米軍撤退をちらつかせ駐留経費の負担増を求めたりしたことに、韓国でも警戒感が高まっている。聯合ニュースは6日「同盟国に対する明白な脅迫だ」と反発。同氏陣営に、米韓同盟の重要性を粘り強く説くべきだと強調した。

 大手紙、朝鮮日報は6日の社説で「トランプ氏には安全保障の戦略がなく、金勘定ばかり。米軍の海外駐留で得するのは一義的に米国だ」と批判。「米軍が撤退し韓米同盟が崩れれば、われわれは核武装を考慮せざるを得ない(事態に陥る)」とも主張した。

 韓国外務省報道官は4月の定例会見で「政府は在韓米軍の安定的な駐留のため、相当の寄与をしてきた」と反論。トランプ氏に近い人物に接触し、韓国の外交政策に理解を求める努力を続けていると説明した。(共同)

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