首脳宣言と6付属書で調整 サミット、日程一部前倒し

 政府は26日開幕の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)を巡り、世界経済の成長に向けた首脳宣言のほか、テロ撲滅の行動計画など六つの付属書を27日に発表する方向で調整に入った。2日間の日程で財政などテーマ別に討議。オバマ大統領の27日の広島訪問に、議長の安倍晋三首相が同行するため、サミット終了後の議長記者会見を前倒しする見通しだ。政府筋が17日明らかにした。

 首相は首脳宣言に、世界経済の力強い成長の実現へ決意を示す「経済イニシアチブ」を明記し、先進7カ国(G7)のメッセージを打ち出したい考え。六つの付属書は、国際保健や女性活躍、サイバー対策などについてまとめる予定だ。

 日程は、G7首脳による26日午前の伊勢神宮訪問でスタート。世界経済や財政をテーマにした全体会合を皮切りに、北朝鮮を含むアジア情勢、地球温暖化など個別テーマごとに議論する。27日にはベトナムなどアジア・アフリカから招いた7カ国の首脳も加わった拡大会合を開き、保健分野などに関し意見を交わす。(共同)

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