三菱商事は17日、2015年2月に立ち上げたジーオデスィック・キャピタル・ファンド I(Geodesic Capital Fund I)というベンチャー投資基金が総額約360億円を集め、米国での投資を開始したことを明らかにした。
同基金は、三菱商事が米国のジョン・ルース前駐日大使とや、著名ベンチャー・キャピタルのアンドリーセン・ホロウィッツでパートナーを務めていたアシュヴィン・バチェレディー氏と共同で設立したもの。
同基金の狙いは、革新的技術を開発するシリコン・バレー新興企業に投資すると同時に、それらの投資先と日本企業の関係構築を推進することだ。
ルース氏は、米国と日本のビジネス界に幅広い人脈を持ち、バチェレディー氏は、シリコン・バレー新興企業への投資について豊富な経験と見識を持っている。
ジーオデスィック・キャピタルは、両人の人脈と経験を土台にして、次世代に革新をもたらすソフトウェア技術や事業モデルに強みを持つ新興企業に投資する方針。
同基金は、シリコン・バレー企業が日本市場に進出することを支援する専門部隊を設置している。拠点はカリフォルニア州パロ・アルトに置かれている。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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