倉庫内でドローン活用へ 〜 ウォルマート、半年後にも
- 2016年6月3日
- アメリカ発ニュース
小売り世界最大手ウォルマート・ストアズ(Wal-Mart Stores)は2日、6〜9カ月以内に国内倉庫の在庫確認でドローン(無人飛行機)の利用を始めると発表した。
ロイター通信によると、ウォルマートは2015年10月、オンライン注文商品の宅配や家の外での受け渡し、倉庫内の在庫確認でドローンを試験飛行する許可申請を連邦航空局(FAA)に行った。
ウォルマートの最終配達/新興科学部門を統括するシェカール・ナタラジャン氏は、本社があるアーカンソー州ベントンビルの配送拠点でドローンによる在庫確認を報道関係者に実演した。遠隔操作のドローンは、倉庫内の通路で毎秒30コマの商品画像を処理し、品切れや置き間違いなどの在庫情報を操縦者に知らせた。
人間による在庫確認ではすべての作業に1カ月かかるが、ドローンなら1日でできるという。
在庫管理や配送の効率化は、人件費の抑制と価格競争での生き残り、オンライン販売の押し上げを目指すウォルマートにとってますます重要になっている。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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