有望起業家発掘へ国際大会 米投資会社、日本でも予選

 米投資会社、フェノックス・ベンチャーキャピタルは、日本を含む世界10カ国・地域の11カ所で有望な起業家を発掘するイベント「スタートアップ・ワールドカップ」を開催する。意欲や技術がありながら十分な資金が得られず事業化のめどが立たないアイデアを予選開催で募り、起業家の育成を後押しする狙い。

 来年3月にサンフランシスコで開かれる決勝で優勝した企業は、100万ドル(約1億600万円)の出資を受けられるという。フェノックス社のアニス・ウッザマン最高経営責任者(CEO)は「この規模のイベントは世界で初めてではないか。有望な技術を持つ起業家たちを応援したい」と話しており、来年以降も継続する考えだ。

 日本では21日から8月20日ごろまで専用サイトで応募できる。登記済みの企業で、フルタイム勤務者がいることが条件。事前選考で絞り込まれた10社程度が、9月21日に東京で開かれる予選に進み、事業計画などの説明で審査員から高い評価を得た企業が代表となる。(共同)

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