米南部警官銃撃は単独犯 3人死亡、容疑者は射殺 背景に人種間対立か

 南部ルイジアナ州バトンルージュで17日起きた警官銃撃事件で、地元警察は同日記者会見し、警官3人が死亡、3人が負傷したと明らかにした。警察が射殺した容疑者の男の単独犯行だった。米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、男は黒人で中西部ミズーリ州カンザスシティーのギャビン・ロング容疑者(29)。

 ロイター通信によると、男とみられる人物は警官が黒人を虐待しているとして不満を訴えたり、南部テキサス州ダラスで7日に黒人が警官を銃撃した事件を称賛したりする動画をインターネット上に掲載していた。今回の事件の背景にも人種間対立がある可能性が高まった。

 バトンルージュでは5日、白人警官2人が黒人男性を射殺する事件が起きており、警察は関連性を慎重に捜査する。(共同)

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