独ダイムラー(Daimler)は26日、独DHLとの業務提携によって、DHLが配達物を顧客のスマート車のトランクに直接届け入れる新サービスの本格的な提供計画を明らかにした。
フォーチュン誌によると、「スマート・レディー・トゥ・ドロップ(Smart ready to drop)」という新サービスは、DHLの運転手30人の協力を得て現場実験を2015年に実施し、同年秋にはシュトゥットガルト、その後にケルン、ボン、ベルリンに試験運用を拡大して好結果を出した。
ダイムラーは、ドイツ内7都市に同サービスを拡大する計画。また、ドイツ国外での需要が十分にあると確認できた時点で国外展開することも視野に入れている。
同サービスは、同サービスへの参加を希望するDHL運転手が登録すると、「コネクティヴィティー・ボックス(connectivity box)」という装置が支給され、DHLの配送車両に取り付けられる。
同装置は、配送車両を接続車(connected car)にする機器。運転手はそれに従って届け先に着くと、取り引き処理番号を使ことで配達物受取人の車のトランクを開けて配達物をトランクに届け入れることが可能となる。
【http://fortune.com/2016/07/26/daimler-smart-dhl/】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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