加州の6月EV販売、他州合計を上回る

 6月のカリフォルニア州の電気自動車(EV)販売台数が、他州の合計を上回ったことが分かった。
 
 クリスチャン・サイエンス・モニターが伝えた官民で作る団体カリフォルニア・プラグインEVコラボラティブのデータによると、6月に国内で販売されたプラグイン・ハイブリッド車(PHV)を含むEVは1万3772台で、州別内訳では52%(7161台)をカリフォルニアが占めた。2010年12月以降の累計では、全体の46万7000台に対して加州は46%の21万6000台だった。
 
 EV販売は過去2年間、ほぼ横ばいの年間10万台超で推移している。12〜13年は販売が急速に伸びたが、それ以後はガソリン安を背景にガソリンエンジン版主体のスポーツ多目的車(SUV)とクロスオーバー車(小型SUV)の人気が復活して、EVの伸びが鈍化した。
 
 厳しい環境規制で知られるカリフォルニア州が初めて導入したZEV(Zero Emission Vehicle=排ガスゼロ車両)規制は、18年にはその他10州でもメーカーに義務付けられる。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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