無人飛行機(ドローン)はいまやさまざまの業界で応用されつつあり、その動きは、エネルギー業界にも波及しようとしている。
エネルギー・マネージャー・トゥデイ誌によると、ドローンは、屋上の設備を検査したり、大型設備の上部から内側に入って内部状況を確認したりといった危険な作業や難しい場所での作業に使えるという見方が広がっている。
米電力大手のデューク・エネルギー(Duke Energy)では最近、ドローンをどのように活用しているかを報告する三つの事例として、発電所の大型ボイラーの検査、太陽光発電所の数千枚というソーラー・パネルの検査、暴雨風後の被害の評価を挙げた。
ドローンの商業利用または業務利用に関してはこれまで規制が存在しなかったが、2016年6月に連邦航空管理局(FAA)が「パート107」を発表し、重量55ポンド未満のドローンに関する利用規則が定められた。
同規則では、ドローン使用を日中に限り、最高高度を400フィート、最高速度を時速100マイルに制限している。操縦士は16歳以上でなければならず、ドローンは目視範囲内でしか飛ばせない。
【http://www.energymanagertoday.com/drones-nearing-take-off-for-energy-managers-0126410/?utm_source=el&utm_campaign=homefeed&utm_medium=link】(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年4月29日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
米商務省、TSMCのアリゾナ工場への投資を提案 〜 米中緊張悪化を背景にチップの国産化に重点
-
ディープフェイク、金融サービス業界をいよいよ標的に 〜 生成人工知能による音声模倣で詐欺急増は必至
-
2024年4月25日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
広告嫌いのテスラが一転、積極展開
-
ビットコイン半減は価格にいかに影響するのか 〜 最高値更新から乱高下、次の半減期が目前に
-
2024年4月22日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
ボルティモアの橋崩落、輸出・小売業者に影響
-
米国のMBA課程、人工知能分野の教育を積極化 〜 会社で求められる技能に学生側も関心を強める
-
2024年4月18日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
テスラ、急速充電網を開放~EV普及の節目となるか
-
2024年4月15日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
EV生産コスト、27年にはガソリン車より安く~ガートナーが予想
-
人間の労働力の方が人工知能より安価 〜 MITの研究、雇用機会の大部分は人工知能にまだ奪われないと結論
-
ドローン配送に現実味~運用範囲広がる