ケリー外交、中東へ注力 アジア具体論はこれから

 【共同】オバマ政権2期目の外交を担うケリー国務長官(69)が本格始動した。初外遊で訪れる予定のイスラエルのネタニヤフ首相らと電話会談し、中東和平交渉へ注力する考えを表明。外交の柱であるアジア太平洋地域重視については推進姿勢を示しつつも、議会で対中関係が重要と指摘した発言が目立つ程度。具体論はこれからのようだ。

 ケリー氏が就任翌日の2日以降、電話会談したのは、イスラエルのペレス大統領、ネタニヤフ氏、パレスチナ自治政府のアッバス議長ら。AP通信によると、ケリー氏はアッバス氏に「頓挫した交渉を再開させる」決意を伝達。政権2期目を迎え、歴史に名を残す実績づくりを意識しているのは明らかだ。

 アジア太平洋地域では、日本の岸田文雄外相、韓国外交通商相と電話会談。北朝鮮問題での連携を確認し、重視姿勢を示してみせた。

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