グルジアワイン輸入解禁へ ロシア、新政権と関係改善

 【共同】グルジアの主要産品であるワインやミネラルウオーターの輸入を2006年に禁止し、反ロシア的政策を取るグルジアを締め付けてきたロシアが、今春にも輸入を再開する方向になった。ロシア消費者権利保護・福祉監督庁のオニシェンコ長官が4日、同国主要メディアに明らかにした。

 親欧米、反ロシアを掲げたグルジアのサーカシビリ大統領が今年10月に退任し、ロシアとの関係改善を目指すイワニシビリ首相に政治の実権が移ることが背景にある。

 グルジアの交渉団は4日、モスクワでロシア側と輸入解禁に向け協議。ロシアはグルジアのワインに有害物質が含まれていると主張してきたが、近く当局者がグルジアを訪問してワイン工場などの衛生管理を検査し、輸入解禁を最終決定することで合意した。

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