ファイザー、一般医薬品事業の分離を検討

 製薬大手ファイザーは、大衆薬(OTC薬)を含む一般健康用品部門の売却またはスピンオフ(分離・独立)を検討している。ロイター通信が関係者の話として伝えた。
 
 この部門にはリップクリーム「チャップスティック(Chapstick)」や鎮痛剤「アドビル(Advil)」などが含まれ、価値は140億ドルに上る可能性がある。ファイザーは、特許期間が残っている薬品と後発薬(ジェネリック)などの事業を2つに分割する計画を2014年初めから検討していたが、今年に入って実施を見合わせている。
 
 イアン・リード最高経営責任者(CEO)は最新の四半期決算報告で、「引き続き一般健康用品事業などは別会社にするのと維持するのとどちらが価値が高まるかを考えている」と話していた。同社の一般健康用品部門の年間売上高は約35億ドル。
 
 OTC薬は処方薬に比べ収益性が低く、業界では事業の削減を目的に売却する例が増えている。
 
 今年の製薬業界は全般的に買収・統合(M&A)の動きが鈍かったが、ファイザーはアイルランドのアラガンを1600億ドルで買収する計画を中止した後も積極的な動きを続けており、5月に皮膚炎治療薬などを手がけるアナコール・ファーマシューティカルズを52億ドルで買収後、8月には抗がん剤メーカーのメディベーションを140億ドルで買収している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 植民地から合衆国建国へ 18世紀半ば、現在のアメリカ東海岸にはイギリスの支配下にある...
  2. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  3. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  4. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  5. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  6. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  7.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  8. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
ページ上部へ戻る