中国艦が射撃レーダー照射 尖閣沖、海自艦船に

 【共同】政府は5日夜、先月30日に東シナ海で中国海軍の艦船が海上自衛隊護衛艦に射撃管制用のレーダーを照射する事案があったと発表した。小野寺五典防衛相が防衛省で緊急記者会見し明らかにした。沖縄県・尖閣諸島周辺の海域とみられ、日本政府は中国側に5日午後、厳重抗議した。尖閣国有化以来対立が続く日中間の緊張が一層高まるのは避けられない。

 防衛相は会見で、通常の位置探索などと異なる射撃用レーダーの照射は「極めて特異な事例だ」と指摘。「一歩間違うと大変に危険な状態に発展する」との抗議の意思を表明した。中国側の意図は「分からない」と述べた。

 政府内には、レーダー照射について、尖閣問題をめぐって日本側を威嚇する意図があったのではないかとの見方が出ている。

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