1年かけても原因究明を 787で国際組織トップ

 【共同】世界の航空機の安全運航について研究・提言する国際組織「航空安全財団」のケビン・ハイアット会長は7日、ボーイング787のトラブルについて、たとえ1年かかったとしても原因究明に万全を期すべきだと語った。国際会議のため訪問しているシンガポールで共同通信の取材に答えた。

 ハイアット氏は、日米の航空安全当局やボーイング、技術者らが24時間態勢で原因究明に取り組んでいると評価。ただ「解決にどれだけの時間がかかるのか現時点では不透明だ」と述べた。

 また、調査に当たっては「(航空会社の)経済的な事情や(運航再開の)スケジュール上の要請を持ち込むべきではない」と強調。原因究明が最優先であり「3週間、1カ月、半年、あるいは1年かかったとしても、それは本質的な問題ではない」と述べた。

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